老化とDNAとがんについて・アメリカ最新栄養学10
がんの血管形成（ガン発生の４段階とは）
こだわり堂本舗
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次にガンが発生する3段階目についてご説明いたします。
３．血管形成と呼ばれる段階
血管形成はとてもユニークな現象ですが、けがしたときに体の中で起きるふつうの現象でもあります。
細胞が傷つくと修復が必要になります。
そのとき栄養を必要としますし、白血球を運んできて掃除をし、新しい基礎を作って増殖を始めます。
それが血管形成です。
癌細胞には血管形成の機能が組み込まれています。
これは癌細胞に備わっているユニークな特徴です。
たくさんの栄養分を必要とするからです。
食欲旺盛なので急速に増殖します。
自然に備わっている栄養補給システムでは間に合わないので、自分自身の補給システムを持つようになります。
それが血管形成と呼ばれる段階を必要とする理由です。
癌細胞は体の細胞組織に付着し、コロニー(群体)を作ろうとします。
まず癌細胞が体の中に浮遊しています。
それが例えば肝臓に運ばれて行きます。
そこで着地する場所を見つけ、ある酵素を出して細胞組織を溶かし穴をあけます。
それからその穴に錨をおろし潜り込みます。
次に成長ホルモンを出して血液の供給を助けます。
自分の家のすぐ隣にハイウェイを建設するようなものです。
この段階が血管形成と呼ばれます。
つまり癌細胞は、微小循環システムを自分のすぐ近くに、しかも自分の力で作り上げるのです。
そのようにして血管が作られると、その血管を通して1個の癌細胞のところに養分が運ばれるようになります。
これで増殖に必要なすべての条件がそろったことになります。
先ほど申し上げたように、2，３秒毎に１が２に、２が４に、４が８へと増えていき、2，3日もすると腫瘍が発現し、2，3ヶ月でかなりの大きさまで成長します。
2，3ヶ月で蜜柑の大きさになるのもまれではありません。
驚くべきスピードです。これが血管形成と呼ばれる段階です。
この段階を阻止する方法がたくさんあります。
天然の製品や薬草を使うのも一つの方法です。
癌細胞が細胞組織に付着し血管を形成するのを阻止する方法です。
これは抗血管形成と呼ばれています。
アンジオスタチンや緑茶にはそういう機能があります。
薬草の多くにもそういう機能のあることが知られています。
これが第３段階です。
1個の癌細胞から始まり、それが群体を作り大きな腫瘍へと増殖していく段階です。
この段階に達すると、次の重要な段階はその拡散、つまり転移です。
先ほども言いましたように、癌細胞があっても一ヶ所に定着していればそれほど危険な存在ではありません。
外科手術、放射線療法、化学療法などで治療できます。
しかし転移が起きると問題です。
癌患者はふつうそれが原因で命を落とします。
４番目は転移について説明いたします
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| Presented ｂｙ ワカイ フーズ Last updated 2012/6/6 |
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